技術データ

1990年以降の日本は一人当たりの生産性は急激に低下しています。高品質・新技術化による技術力の向上にてMade in Japanの名誉回復にみんなの力で頑張りましょう。

使われる環境や運転中の温度差などを考慮すると、各材料の線膨張率や熱伝導率などの特性を理解することは大切です。(潤滑隙間確保など)

熱処理はメーカにより異なり文献などに基準が無く仕様決定に苦慮することがあるため、弊社にて各社のデータを参考に整理したものを示します。

​耐熱性の高い材質ほど高価なので、使用環境の最高温度を把握して材質選定をしましょう。使用応力が低ければ少し安価な材質にできる可能性もあります。

n値が高いほど加工硬化しやすい材質です。

・銅は焼鈍し、軟らかい状態でガスケットとして用います。　

　再使用すると硬化が激しいので再使用禁止すべきです。

・SUS301やSUS304は成形による硬化によって亀裂しやす

　いので、固溶化熱処理でリフレッシュさせるべきです。

高炭素鋼は溶接で硬くなり破損しやすいので、低炭素量材料に変えるべきです。しかし、高炭素鋼や特殊鋼の溶接をしなければならないときには、予熱や後熱をすることによって350HV以下にしなければなりません。

めねじが破損しないように、ボルトとめねじの強度から最低必要な長さを表(dは呼び径)に示します。これを守ることが設計者の基本です。

JISの強度試験速度は焼結の評価に適しません。また百万分の1の確率で、JIS試験の中央値の1/4の強度まで下がるので焼結を強度部材に使うのは危険です。

機械装置にはゴム製品が欠かせなません。耐熱・耐寒性能や耐薬品性などを知らないと設計できないので、常にチェックできるようにしておきましょう。。